卵巣がんと自覚症状
子宮がんと違って自覚症状がほとんどない卵巣がんはやっかいな病気です。卵巣がんには、転移しやすいもの、転移しにくいものと、2種類の腫瘍があります。実際、患者の3分の2以上の人は、転移した状態ではじめて以上に気付き、病院を訪れるという現実があります。転移しにくいタイプの卵巣がんは、がんのでき始めから、卵巣内にとどまっていて大きくなっていく期間が長いので、自覚症状がないという場合が多いです。腫瘍が大きくなると、下腹部にしこりが触れたり、腹部の圧迫感を感じたり、尿が近くなる(膀胱が圧迫されるため)といった症状が出る場合もあります。一般に卵巣がんの初期には、ほとんど症状が無いというのは、怖いところです。なぜならば、「何かの症状に気付いたときには、卵巣がんが進行・転移してしまっている」ということも、多いということになるからです。